見えない気配/痕跡

見えない気配/痕跡 とは

 「見えない気配/痕跡」は、震災と原発事故による複合災害により浜通りから失われたもの​の気配や痕跡を辿るだけでなく、この先にあり得るかもしれない複数の未来の可能性を探求​し、その可能性の断片を作品として可視化させることを試みるアートプロジェクトです。


 今年度は新津保 建秀(写真家)と細井美裕(サウンドアーティスト)と共にリサーチを重ね​ながら作品制作に取り組むことで、この町や地域を語り継ぐための方法を探していきます。

主 催

助 成

:見えない気配/痕跡 プロジェクト

公益財団法人 福武財団

プロデューサー

:阿部峻久

キュレーター

:山本曉甫

記 録 撮 影

:吉田和誠

アシスタント

日向志帆

問合わせ

見えない気配/痕跡プロジェクト

阿部 峻久

Email: lift047@gmail.com

参加アーティスト

新津保 建秀

写真家

東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。

イメージと身体、風景との関係を考察しながら、写真、映像、ドローイングなどによる制​作活動を行う。主な作品集に『Spring Ephemeral』(FOIL)、『\風景』(KADOKAWA)​など。


近年の主な展覧会として、「さいたま国際トリエンナーレ」(2020年、さいたま市)、「八甲​田大学校」(2022年、国際芸術センター青森)、個展「消え入りそうなほど 細かくて 微妙​な」(2023年、ミヅマアートギャラリー)など。本プロジェクトには、震災直後に『思想​地図β vol.2 震災以後』(ゲンロン)のための撮影で訪れた経験を踏まえ、参加している。

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細井美裕

サウンドアーティスト

1993年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。

自身の声による多重録音作品のほか、マルチチャンネル音響をもちいたサウンドインスタ​レーション​や屋外インスタレーション、舞台作品など、空間の認識や状況を変容させる音​に焦点を当てた作品​制作を行う。


これまでにNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]、山口情報芸術センター​​[YCAM]、国際音響学会(AES)、長野県立美術館、愛知県芸術劇場、日比谷公園、羽田空​港、などで発表。2025年、バービカンセンター(ロンドン)にて新作を発表予定。過去の​受賞に、第23回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞、第26回日本プロ音楽録音賞ハイ​レゾリューション部門優秀賞他。


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見えない気配/痕跡 ワークインプログレス展

アクセス

リサーチの様子

撮影:吉田和誠